平屋にしたら後悔するよ、と言われたことはありませんか。
検索すると、平屋の後悔ポイントが10個も20個も並んだ記事が出てきます。
収納が足りない、家の中が暗い、音が筒抜け、防犯が不安。
読むほどに、本当に平屋でいいのか分からなくなりますよね。
私は岡山でアイ工務店の32坪の平屋を建てて、家族4人で3年住んでいます。
先に結論を書きます。
平屋にしたことへの後悔は、ゼロです。
ただし、直したい場所は4つあります。
この記事では、その4つを金額つきで正直に出しながら、よく言われる平屋の後悔が我が家で起きたのか起きなかったのかを、1つずつ答え合わせしていきます。
「平屋にして後悔した人の話ばかり出てくる…」
平屋を諦めてしまう前に、まず知ってほしいこと
- 🤔 「後悔ポイントが多すぎて、どれが本当に困ることなの…」
- 😥 「収納も暗さも音も、全部うちで起きるの…」
- 😭 「一生に一度なのに、後悔したくない…」
後悔の記事はたくさんあるのに、それが自分の家でも起きるのかどうかは、どこにも書いていません。
だから不安だけが残ります。

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3年住んで、平屋にしたことへの後悔はゼロです
最初にはっきり書きます。
平屋を選んだことは、今でも正解だったと思っています。

理由は3つあります。
1つ目は、子どもがどこにいても目が届くことです。
5歳と3歳がいるので、料理をしていても洗濯をしていても、視界のどこかに子どもがいます。
階段から落ちる心配をしたことが一度もありません。
2つ目は、家じゅうの温度が同じことです。
我が家はLDKと廊下の建具を全部なくして、約38帖がひとつながりになっています。
18帖用のエアコン1台を24時間つけっぱなしにして、冬は21度の設定で室温23〜25度です。
3つ目は、歳を取ってからの暮らしが想像できることです。
2階を使わなくなる、という話を聞くことがありません。
最初から全部1階なので、その心配がそもそも発生しません。
この3つは、間取りの工夫でどうにかなるものではなく、平屋という形そのものから来ています。
だから後悔していないと言い切れます。
ここから先は、正直な話をします。
直したい場所は4つ。金額も全部出します
平屋そのものに後悔はありませんが、家づくりの細かいところでは失敗しています。
4つあるので、金額も含めて正直に書きます。

① 外構が予算150万円から230万円になった
一番大きい失敗がこれです。
当初の予算150万円に対して、最終的に230万円かかりました。
内訳を出します。
- 土間コンクリート(2台分)37万円
- カーポート 29万円
- 造作の門柱 18万円
- 人工芝(約17メートル)13万円
残りはフェンスや植栽、細かい工事です。
オーバーした理由は2つあります。
1つは、そもそも予算150万円が低すぎたこと。
もう1つは、土地の関係で打ち合わせが長引いて、その間に外構の金額が上がったことです。
平屋は建物が敷地を広く使うぶん、外構に必要な面積も増えます。
二階建てと同じ感覚で外構予算を組むと、確実に足りません。
② 寝室の引き違い窓。3万円をケチって毎朝後悔しています
金額で言えば小さいのに、毎日いちばん後悔しているのがこれです。
寝室の東側に、大きな引き違い窓をつけました。
朝日がまっすぐ入ってきて、子どもが5時に起きます。
打ち合わせのとき、この窓をなくせば3万円の減額になると言われていました。
減額したくなかったので、そのまま残したんです。
寝るだけの部屋に、大きな窓は要りませんでした。
平屋は寝室も1階にあるので、窓の位置がそのまま朝日の入り方になります。
寝室の窓は、方角と大きさを最後まで疑ってください。
③ 食洗機を45センチにして、鍋が入りません
ミーレの食洗機を入れました。
選んだのは45センチ幅です。
結果、4人家族の1日分が1回で回りきりません。
鍋やフライパンが入らないので、結局そこだけ手で洗っています。
60センチにしておけばよかったというのが、3年使った結論です。
予洗いが要らないのは本当に楽なので、食洗機を入れたのは大正解でした。
サイズの選び方だけを間違えました。
④ 玄関を狭くしたら、靴と外遊びの道具があふれました
坪数を削るときに、玄関を小さくしました。
削りやすいところから削った結果です。
4人分の靴に加えて、子どもの外遊びの道具が入ってきます。
三輪車、砂場のおもちゃ、長靴。
平屋は物置を別に建てないかぎり、この置き場が玄関しかありません。
削る場所を探しているなら、玄関はいちばん最後に回してください。
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後悔の記事は多いのに、「平屋をやめればよかった」人はいませんでした
後悔の記事を読むほど、不安になりますよね。
気になったので、平屋 後悔で検索して上位に出てくる記事を、1件ずつ全部読んでみました。

上位9件のうち、実際に平屋に住んでいる人が書いていたのは4件でした。
残りの5件は、これから建てる人に向けて注意点をまとめた解説です。
半分以上は、住んだ人の話ではありませんでした(2026年9月時点)。
そのうえで、住んでいる4人が何を後悔していたかです。
住んで4年の方、16年の方、1年以上の方。
挙がっていたのは、防音、庭の雑草、収納、洗濯動線、トイレの数、窓の位置、水回りの音でした。
全部、設計と設備と外構の話です。
平屋にしなければよかった、と書いている人は1人もいませんでした。
我が家とまったく同じ構造です。
平屋という形が原因の後悔ではなく、その中身をどう決めたかの後悔でした。
では、なぜ後悔ばかりに見えるのか。
検索する言葉が後悔だからです。
後悔という言葉で探せば、後悔の記事が返ってきます。
平屋で後悔している人が多いのではなく、平屋の後悔という記事が多い。
これが、調べてみて分かったことです。
だから、後悔の数を数えても意味がありません。
見るのは、その後悔が自分の土地と設計で消せるものかどうかです。
次に、よく挙がる5つを1つずつ答え合わせします。
よく言われる平屋の後悔5つ。我が家で起きたか答え合わせします
ここからが本題です。
検索して出てくる平屋の後悔が、実際に住んで起きたのかどうかを1つずつ答えます。

収納が足りない → 起きていません
平屋の後悔でいちばん多いのが収納です。
我が家では起きていません。
理由は、収納を1か所にまとめたからです。
洗面の隣にランドリールームがあり、その先にファミリークローゼットがあります。
洗う、干す、たたむ、しまうが1本の線の上で終わります。
平屋で収納が足りなくなるのは、各部屋に小さな収納を散らしてしまうからです。
坪数が同じでも、まとめれば入ります。
ただし玄関だけは別で、そこは先に書いたとおり失敗しました。
家の中央が暗い → 起きていません
平屋は奥行きがあるぶん、家の真ん中に光が届かないと言われます。
我が家では起きていません。
建具を全部なくしてひとつながりにしたので、光をさえぎる壁と扉がほとんどありません。
南側からの光がそのまま奥まで入ります。

▲建具をなくしているので、南からの光がそのまま奥まで入ります
もう1つ大きいのが土地です。
南側に二階建てが建つ余地のない土地を選びました。
平屋の暗さは、間取りより先に土地で決まります。
生活音が筒抜け → これは本当に起きています
正直に書きます。
音は筒抜けです。
建具をなくしてつなげているので、当然の結果です。
誰かがテレビを見ていれば、家じゅうに聞こえます。
ただ、これは分かったうえで選びました。
温度が均一になることと、音が伝わることは、同じ設計から来ています。
どちらを取るかという話なので、我が家は温度を取りました。
音を気にするなら、リビングと寝室のあいだに1枚だけ扉を残す形が現実的です。
全部なくすか全部つけるかではなく、どこに1枚残すかで考えてください。
防犯が不安 → 窓の種類で消しました
寝室も子ども部屋も1階にあるので、心配する人は多いです。
我が家は、人の目につきにくい面の窓をFIX窓にしました。
FIX窓は、はめ殺しで開かない窓のことです。
そもそも開かないので、そこから入られる心配がありません。
窓を1つずつ、開ける必要があるかないかで決めていくと、不安な窓が減ります。
鍵の閉め忘れを気にする場所も、そのぶん少なくなります。
トイレが遠い → トイレを2か所にしました
平屋はトイレを1か所にすることが多く、寝室から遠いと夜がつらいと言われます。
我が家はトイレを2か所つくりました。
二階建てなら1階と2階に分かれるものを、平屋では横に2つ置いた形です。
片方はメインのトイレで、壁をモカ色にして間接照明をつけました。
もう片方は壁を緑にしただけの普通のトイレですが、これが想像以上に気に入っています。
どちらも便器は標準のままで、壁の色だけ変えています。
平屋の後悔には、防げるものと防げないものがあります
3年住んで分かったのは、後悔には2種類あるということです。
ここを分けて考えると、何を優先して決めればいいかが見えてきます。

あとから変えられる後悔は、実はそれほど深刻ではありません。
食洗機は入れ替えられます。
玄関の収納は、棚を足せばある程度どうにかなります。
変えられないのは、土地と窓と断熱です。
南に何が建つかは、住んでから動かせません。
窓の位置と大きさも、あとから変えるには壁を壊すことになります。
断熱と気密にいたっては、建てたあとに足すことができません。
我が家の寝室の窓が毎朝の後悔になっているのは、それが変えられない側だからです。
3万円をケチったことより、変えられない場所で節約したことを後悔しています。
打ち合わせで迷ったら、あとから変えられるかどうかで判断してください。
変えられるものは削ってよくて、変えられないものは削らないほうがいいです。
削って正解だったもの、削って失敗したもの
予算には限りがあるので、どこかは削ることになります。
我が家の実例を出します。

削らなくて正解だったのは、断熱と気密です。
我が家は気密性能を表すC値が0.353、断熱性能を表すUA値が0.52です。
この数字があるから、エアコン1台で冬を越せています。

▲気密測定の結果です。数字は住宅会社から出してもらえます
1年間の電気代は151,176円でした。
月の平均で約12,600円です。
平屋は屋根と外壁の面積が広いので、ここを削っていたら光熱費がずっと重くなっていました。
逆に、削って失敗したのが寝室の窓と玄関です。
どちらも3万円や数坪の話で、家全体から見れば小さい金額でした。
小さいからこそ削りやすくて、そこが毎日効いてきます。
断熱の話をもう少し詳しく知りたい方は、平屋の高気密高断熱は必要かをまとめた記事に数字を全部出しています。
平屋にするか二階建てにするかで迷っている段階なら、平屋と二階建てを費用と暮らしで比べた記事も読んでみてください。
後悔を減らすために、打ち合わせでやってよかったこと
後悔した4つを振り返ると、どれも打ち合わせの進め方で防げたものでした。
次に建てるならこうする、という形で書きます。

1つ目は、外構を最初から総額に入れることです。
建物の金額が決まってから外構を考えると、残ったお金で組むことになります。
平屋の外構は、二階建てより広い面積が必要です。
2つ目は、窓を1つずつ声に出して確認することです。
この窓は何のためにあるのか、開ける必要があるのか、朝日はどう入るのか。
図面の上では、窓はただの四角にしか見えません。
3つ目は、減額提案が出たときに、変えられるものかどうかで選ぶことです。
我が家は3万円の減額を断って窓を残し、その窓で毎朝後悔しています。
減額は、あとから変えられるものから順に受けてください。

▲3年住んだいまのリビングです
そして、これを一緒に考えてくれる担当者さんに当たるかどうかが、いちばん大きいです。
窓を1つずつ確認する打ち合わせに付き合ってくれるかどうかで、後悔の数が変わります。
まとめ|平屋の後悔はゼロ。直したいのは4つだけです
平屋の後悔について、3年住んだ結論をまとめます。

- 平屋を選んだことへの後悔はゼロ。子どもに目が届く、温度が同じ、老後が見える
- 直したいのは4つ。外構80万円のオーバー、寝室の窓、食洗機45センチ、玄関の広さ
- 収納・暗さ・防犯・トイレは、設計で消せた
- 音だけは本当に筒抜け。温度と引き換えなので、どこに扉を1枚残すかで考える
- 削るなら、あとから変えられるものから
よく言われる平屋の後悔は、そのほとんどが土地と設計で消せるものでした。
消せなかったのは音だけで、それも承知のうえで選んでいます。
平屋そのものが後悔の原因になることは、3年住んで一度もありませんでした。
迷っているなら、後悔の数を数えるより、その後悔が自分の土地と設計で防げるものかどうかを見てください。
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